もっともっとは、いつまでも満たされない

福井のカウンセリングルーム
こころのそよ風 代表 斉藤恭央です。


昨日の記事の続きです。
失ってみて大切なものに気づくということも
ありますが、はじめから大切なものに
気づけると良いですねと書きました。

大切なものに気づけない原因の一つとして
今の資本主義の世界では
大量生産、大量消費をしてくれないと
回らないようになっているようです。
だから、人の欲求を刺激して
もっと良い物
さらに豊かな生活
推進してきます。
 
そうやって受身的に流されていくと
満足することなく
今よりも良い生活があり、
どこまでいっても満足することなく
もっともっとと求め続けてしまうでしょう。
 
年収300万円の人には500万円の生活を見せて
500万円の人には、1000万円の生活に
憧れるようになっているようです。
 
宣伝で今の生活で十分豊かですから
これ以上消費する必要なんでありません
というのは見たことがないと思います。
 
どちらかというと
この商品を買うと、こんなにも素晴らしい生活が
待っていますよ。
あなたの追い求めている幸せがそこにありますよ。
などと、欲求を刺激するのです。
 
そうやって経済が回って豊かになっている部分はあります。
誰もが旅行に行かなくなったら、
観光産業が衰退して
素晴らしい風景など見たくても
見れないというのもあります。
 
良い生活を求めるのは悪いことではないです。
禁欲生活もしたい人は良いですけど、
我慢して欲を抑え込んでいると
どこかで爆発してしまいます。
 
でも、今に満足することなく
もっともっとと追及していっても
その先に待っているのは
どこまでも満足することがない
さらに、もっともっとの世界だけなのです。 
 
欲には際限がありませんからね。
どこかで、満足することをしないと
ニンジンをぶら下げられた馬のように
いつまでもほしいものは得られないと
いうようなことになってしまいます。
 
きちんと今の豊かさを味わい
良くなってもいいし、
良くならなくてもいい、
というどちらでも良いという
軽い感じになると楽ですね。
 
成長にしても
もっともっとと際限がないです。
今の自分を否定して
どこかに素晴らしい自分がいるはずだと
追い求めても満足することはないでしょう。
今の自分を受け入れて
肯定することができて
成長をすることが大切なのだと思います。
 
もっともっとの世界には
どこまで行っても満足が持てないので、
今あるものに目を向けて
今の状態でも満足できることが
あると幸せですね。
 
ありがとうございました。

 

2016年04月14日|2016年:4月