自由の代償

福井のカウンセリングルーム
こころのそよ風 代表 斉藤恭央です。


自由と言うのは
選択肢があることだと思います。
 
選択肢がないというのは
縛られているようで不自由ですよね。
 
今は自由に何でも選択することができる
時代になってきていると思います。
 
好きなところに就職できるし
時間もあるから何でもしようと思ったら
できる環境ですよね。
便利になって移動手段もあるから
どこにでも行けるし
ネットのおかげで遠くの人とも
つながることができるようになってきました。
 
昔だったら限られていたものが
今は可能性が広がってきて
できることが増えてきました。
 
選択肢がたくさんあることが
幸せにつながっている人もたくさんいます。
でも、選択肢が多くて逆に
不幸になってしまっている人もけっこういると思います。
 
選択肢があるということは
迷いも生じやすいということです。
 
AかBかCだったらどれがいいかな?
など迷ったり
 
これでよかったのかな?
あの時、こうしておけば良かったのかも?
後悔してしまったりします。

職を決める時でも、
自分に合った仕事を探し続けて
結局は転職を繰り返して何も残らなかったりします。

もっと身近では休みの日に
何をしようかと迷っているうちに
何もせずに一日が終わってしまった
ということもあります。
 
選択肢がない時は不自由だけど
迷っている時間がなくて
一つに集中することができます。

一昔前(昭和に入る前)は
限られた選択肢の中で
生きていかなければいけなかったと思います。
 
農家で生まれたら、農家で
武士で生まれたら、武士
商人で生まれたら、商人と
どこで生まれたかで職が決まっていたりしました。

だから、小さいころから武士は武士道を磨いて
農家は農業に必要なものを教えられたので
そこに迷いはなく、集中して取り組めたのです。
だって、それをするしかないのですからね。
 

今の時代で選択肢がたくさんあっても
迷いがある状態では、
一つに決めれないから
どれにしようか迷っていると
力を集中することって
なかなかできないですよね。
 
その迷いが苦しみを生むこともあります。
自由で選択肢がたくさんあることが
不幸になってしまうということもあるのです。 
 
ちょうど地図を持たないか
地図を持っていても行先を決めずに
旅行に行こうとするようなものです。
 
どこにでも行っても良いと言われても
どこに行っていいのかわからないから
何も動きようがない状態ですね。
 
自由の代償として
迷う苦しみも一緒に与えられたのかもしれませんね。
 
不自由もつらいですけど
自由でも人よってはつらいものがあるのでしょうね。
 
ありがとうございました。

2016年05月06日|2016年:5月