教え上手は質問上手

福井のカウンセリングルーム
こころのそよ風 代表 斉藤恭央です。


昨日は支援することは
相手の力を奪ってしまう行為に
なりかねないことを
書かせていただきました。
 
相手の力を奪ってしまうもっとも
大きいものが、
「ズバリ言うわよ」的な
答えを断定したものの言い方でしょうね。
 
ズバッと答えを教えてくれるというのは
一見すると支援される人にとっては
良いことだと思われますが、
考える力を奪いかねない行為です。
 
昔流行った細○和子さんのように
あなたはこうだから、こうしなきゃいけない!!
とすべてを見透かしたような目で
ズバッというのは気持ちいいですよね。
それでうまくいくこともあるでしょう。
 
でも、自分で考えようとしないで
人に答えを求めてしまってばかりいると
その人なしでは問題が起こったときに
解決できなくなってしまうでしょう。
 
まさに、その人なしでは生きていけない
依存状態になってしまいます。
 
そうやって支援する側は力を奪って
支援される側は力を奪われていくのです。
 
依存状態でいてくれた方が占いとしては
通ってくれるのでありがたいですし、
宗教としても信者でいてくれるので
ありがたいのです。
 
子育てでも、問題があると
親が解決しようとして答えを子供に押し付けてしまうと
子供は何かあった時に解決することが
できなくなり依存体質になってしまうでしょう。 
 
 
自立させることを考える人は
最初から答えを教えるのではなく
答えにたどり着くように
うまく誘導していく人です。
 
教師でも教えるのがうまい人
うまく質問しながら
答えに導いています。
 
郵便ポストはどんな形をしているの?
なぜ、その形なの?
どれくらいの数があるの?
なぜ、そんなに数があるの?
などと質問していき、生徒たちに考えて
調べるように仕向けます。
最初から、答えを言っても入らないからです。
 
 
それは僕も気を付けないといけないところです。
カウンセリングなどで話を聞いていると、
これはこうした方がいい!!
安易に答えを言ってしまっている場面があります
 
もっと相手に問いかけて、
なぜ、そうなったと考えられるの?
過去に同じような場面はなかったのか?
どんなことを試したのか?
もし、大切な人が同じ対場だったら
どんなアドバイスをしますか?
などたくさん聞くことはありますからね。
 
自分の思っていたような答えが返ってこなくても
その人が出した答えだったら
正しいのだと思いますし、
間違っていても、納得できるでしょう。
 
誰かが出した答えをそのまま採用してしまうと
一人で問題を解決する能力が失われていきます。
何かあるたびに、解決してくれる人を求めてしまい
王様と奴隷の関係になってしまいます。 
 
答えはその人の中にしかない。
たとえ間違っていても、
それは貴重な経験になるでしょう。
 
その人が持っている答えを
引き出していけるのが
質問力だと思います。
 
教え上手は答えを安易に言わない。
うまく質問しながら、
その人の中にある解決する力を
引き出していける人でしょうね。

関連記事です。
「他人の荷物は背負わない」
http://cocosoyo.jp/posts/blog95.html

「「わかった」の反対は??」
http://cocosoyo.jp/posts/blog67.html
 
ありがとうございました。

 

2016年04月08日|2016年:4月