恐れという怪物

福井のカウンセリングルーム
こころのそよ風 代表 斉藤恭央です。


昨日は恐れの奥に本当の自分がいると
書かせていただきました。

その恐れの正体について
どこかの本で読んだのですけど
うまく説明しているなと
思ったのでシェアさせていただきます。
 
 
旅人がある村についたときに
この村では怪物が決まった時期に出てきて
その怪物が生贄をささげないと
とんでもないことをしでかすのだと
聞かされます。
 
その旅人は非常に好奇心が強かったので
一度怪物と会わせてほしいと村人に言いました。
でも村人はその怪物を誰も見たことがないのです。
ただ、決まった時期に生贄をささげていたと言う。
 
旅人はどうしても怪物が見たくなり
村人にお願いしたところ
自分が生贄になるのであれば会えると
言いました。
 
少し迷った旅人ですが、好奇心には勝てずに
自分が生贄になってもいいから怪物が見たくなりました。
 
ついに生贄になる日が来ました。
怪物が出るといわれる場所に旅人は
入っていきました。
 
そこは白い靄がかかっていました。
そして怪物が現れたのです。
今まで見たことのない背丈の影が見えて
旅人は震えてしまいます。
 
旅人は迷いましたが、
勇気をもって一歩ずつ前に進んでいきました。
怪物を見るためにです。
 
でも、おかしなことが起きました。
一歩ずつ進んでいくごとに
怪物の影が小さくなってくるのです。
 
最初は何メートルもあった背丈が
一歩進むごとに縮んでいき
ちょっと大男くらいの背丈になりました。
 
さらに進んでいくと
自分よりも小さくなっていくではないですか。
 
さらに進むと、どんどんと小さくなり
しまいには手のひらに乗るような
大きさになっていきます。
 
その時には不安や恐怖は全くありません。
怪物なんて最初からいなかったのです。
 
村人は怪物と思っていた影があまりにも大きいので
勝手に恐れを抱いて
自分にとって最も大切なものを差し出して
失ってしまっていたのです。
 
 
詳しく覚えていないのですけど
こんな物語でした。
 
これは恐れをうまく表しているなと思います。
恐れの正体
何か悪い出来事が起こるかもしれないという予測ですよね。 
実際に悪い出来事が起こったわけでもなく
起きそうだというイメージです。
 
ちょうど怪物の影です。
必要以上に大きくしてしまって
誰もそこに立ち向かおうとしない。
 
旅人が勇気をもって進むたびに
恐れは少なくなるというのは
実際でも恐れていたものを勇気をもって
取り組んでいくと恐れは次第に小さくなります。
 
そして、最後には恐れていたことなんて何も起きない。
最悪の出来事は頭の中にだけあったのであって
実際には起こらないということです。
起こったとしても、大したことがない場合が多いです。
 
恐れている時とは
大きすぎる影(幻想)におびえて
大切な物を失い続けているということです。
 
 
怪物と立ち向かい一歩前に出る勇気
恐れを消す方法なのでしょうね。
最悪のことなんて、起こらないのですからね。
 
なかなかできませんけどね(汗)
 
ありがとうございました。

2016年03月14日|2016年:3月