つながりは命より重い

福井のカウンセリングルーム
こころのそよ風 代表 斉藤恭央です。


人間のもっとも根源的な欲求は
「所属感」だと言います。
人間は弱さがあるから
一人では生きていけないことを知っているから
どこかに所属して
集団で生活していくしかないのです。
 
人間にとって孤立ほど怖いものはないのです。
孤立した人間は、身の安全が保証されないだけでなく
心の安全までもが脅かされてしまうのです。
 
つまりは孤立することは「死」
意味するような感覚になるのです。
だから、人は「つながり」を求め続けていきます。
 
時として集団のつながりは
自分の命よりも重いことがあります。
 
今話題になっている自爆テロなんかも
自ら自分の命を犠牲にしても
集団に貢献しようとする行為だと思います。
 
 
自分の命よりも重い「つながり」の欲求だからこそ
「つながり」を得るためには
どんなことでもやってしまうのでしょうね。 
 

 
すべては、つながりを得るための行為です。
アドラー心理学では「共同体感覚」と呼ぶようです。
 
共同体感覚ですけど、
一部の組織にだけ当てはめようとすると
その組織から外されないように
必死に迎合しようとしてしまいます。
 
だから、アドラーでは一部の組織だけに
頼るのではなくて
地球全体、宇宙全体、微生物も含めた
すべてのつながりと意味しているようです。
 
僕も理解できていないですけど、
一つの組織だけしかつながりを持てないとしたら
その組織から抜けてしまうことがとっても怖くなって
自分の価値を証明しようとして
いろんなことをしようとすると思います。
その組織にとって自分がいかに必要な人物かを
みんなに知ってもらうことで
この組織にいても良いのだという安心感を得たいのです。
 
ある人は、承認されるために
自分の限界以上のことをやろうとして
うつ病になってしまったり、
病気になることでつながりを得ようとしたり、
人の上に立つことで得ようとしたりいろいろです。

でも、その組織から抜けても
どこにでもつながりがもてるものがあり、
それは無限なのだとしたら
一つしか組織がないと思っているよりも安心できますし、
自分を必要以上につくって承認される必要もないですよね。
自分にあった別のつながりを探せば良いからです。
 
所属感が失う怖さというのは
そのまま「死」を連想させるので、
必死にしがみつこうとしてしまう。
でも、無限につながりがあり
切り離されることなんてないのだと
思えたら安心できますね。
 
ありがとうございました。

2016年03月28日|2016年:3月