罰によって人は更生するのか?

福井のカウンセリングルーム
こころのそよ風 代表 斉藤恭央です。


森達也さんの本を読ませていただきました。
そこにはたくさんの考えさせられることが
書かれていましたが、
厳罰化寛容化のことが心に響いたので
シェアさせていただきますね。
 
 
 
今の世界では犯罪者には厳罰化が進んでいると言います。
罪を厳しくしたら犯罪が減るという考えですね。
そして、厳罰にしないと被害にあった人の
感情は収まらないということもあります。
 
 
 
でも、本当に厳罰化にして犯罪が減るのでしょうか?
罪を厳しくすることによって
被害者の心は癒されるのか?
という疑問はありますよね。
 
 
 
そこで登場するのがノルウェーの政策で
なされている寛容化です。
世界一犯罪者に優しいと言われるようです。
 
   
 
どうして犯罪者が出てくるのかというと
貧困や差別などの家庭環境や社会状況があって
犯罪者には犯罪を犯してしまうような背景が
あると言います。 
 
 
 
こんな環境にいたのであれば
誰だって犯罪を犯してしまっても仕方ないと
きちんとその人の背景を見ようとしています。
 
 
 
そんな人達に対して与えるのは
罰ではなく愛情なのではないのか
という考えから来ています。
 
 
 
そして現にこういう政策を出して
治安が良くなってきているという
結果を出しているというのがすごいですね。
 
 
 
じつはノルウェーでも1960年代以降の
少年犯罪の増加にともない、
厳罰化が進んでいた時があったようです。
でも、少年犯罪は減らず、再犯率は90%にまで達した。
そこで1970年代後半、ノルウェー政府は寛容化の
政策に取り組んだのです。
そして今の平和な社会が出来上がったのです。
 
 
 
 
この寛容化というのは
身近なところでも
当てはまるのではないのでしょうか??
 
 
 
嫌な人やむかつく人に対して
ほんの少しでもその背景をみることができたら
違った感情が起こってくるのかもしれません。
 
 
 
そして、嫌な人に対して罰というか
仕返しするのではなく
寛容な心、愛で接することができたら
大きく何かが変わってくるかもしれません。
 
 
 
嫌な人に対して愛で接するのは難しいですけどね。
 
 
 
そして、自分自身に対しても
できない自分やダメな自分が出てきたときに
責めないというのは大切ですね。
できない自分を責めても
解決にならないですからね。
 
 
 
できない自分、ダメな自分すらも
許せるようになったときに
相手のダメなところやできないところを
許せるようになるでしょう。
 
 
 
僕の好きな言葉です。
「愛情を与えるに値しない人に
愛を送ると奇跡が起こる」
 
 
 
いろんな人がいますから
ムカつくときはムカついて良いと思いますが、
少し感情がおさまったら
ムカつく人に愛を送ると
大きく何かが動くように思えます。
 
 
 
ありがとうございました。

2017年06月13日|2017年:6月