プロフィール

斉藤恭央(さいとうやすお)
1976年、福井県生まれ。

様々な職業、地域の方の相談を受けている。相談者の年齢は10代~60代、男女比は4:6くらい。かなりの読書家で、これまで読んできた本1000冊以上。相談者が明るくなっていく姿を見るのが何よりもの楽しみ。

私は、仕事依存の父親と子育て依存の母親に育てられました。

 父は単身赴任でほとんど家におらず、いたとしても口数が少なく自分の気持ちを表現しない性格でした。そのため、私は小さい頃から父と会話した記憶がありません。

 母は父がいない中で私たち4人の子供を育てなくてはならず、祖父との関係も良くなかったこともあってヒステリック気味でした。私たち兄弟はいつも怒られていました。あんなことをしたら怒られる、こんなことをしたら喜んでもらえると、母の顔色ばかり気にして行動するようになっていました。

 どうしたら母に怒られないですむのかが一番で、自分がどう感じるかは二の次です。そうやって自分のことよりも相手のことを優先させていって、自分が何をやりたいのか?わからなくなってきました。

そこは、力が支配する環境でした。

 このような母に育てれらるうちに、私はいつしか「上に見られなければ価値がない、勝たないと価値がない」と思い込むようになっていました。

 そんな思い込みが強かったせいで、友人にも自分の弱みを見せることができず、冗談でもバカにされていると思うとムキになって反抗していました。上に見られているのか、下に見られているのかが何よりも重要なことだったのです。こんな冗談も通じない私に友人ができるわけもありません。私には冗談が通じないのですからね。

 就職しても、先輩に対しても素直に「はい」と言えずに反抗ばかりしていました。どれだけ私ができる人間か!を必死にアピールして、必死にできるフリをしていました。素直に教えを得ることができずに、失敗しても言い訳ばかりだから、みんなから嫌がられて、職場でも居場所はありません。

いつも人の目を気にして、評価が下がらないことにしか関心がなく「私は何のために生まれてきたのだろう?」と思っていました。「こんなに孤独で職場と家とを往復している人生に意味があるのだろうか?」と・・・自分の命が軽くて、薄っぺらいものに感じていました。なので、ちょっと嫌なことがあると、私が自殺したら、あの人は後悔してくれるかな!とか自分の命を使って、相手に仕返しをよく考えていました。

 さらに、学生の頃からアトピーやニキビで悩み、ますます醜い自分のことが嫌いになっていきました。アトピーは夏に汗をかくとひどくなって、夜につい肌をかいてしまって朝になったら肌がボロボロで、外に出るのが恥ずかしくて億劫になっていました。ニキビもたくさん出て、つぶしていたら跡がたくさん残ってしまって、顔を見られることがとても嫌でした。ニキビの話題も出してほしくなくて、隠せないのだけど必死に隠そうとしていました。

心理学との衝撃的な出会い

 そんな中、ふと心理学の本が目に入って何となく読んでみることにしました。この「何となく」が私の人生を変える大きな出来事になります。本に書いてあったことは衝撃的でした。そこには、私のこの生きづらさは、私の生い立ちが関係しているのだと書いてあったのです。そして、そこに書かれているアドバイスや考え方は、あまりに私の心の奥深くを照らし出していました。

 私の悩みや苦しさは、すでに多くの人が経験し、「なぜそうなったのか?」「どうすればいいのか?」を含めて、相当な考察が重ねられていたのです。それから、心理学やカウンセリングの本、成功哲学やスピリチュアルの本まで、様々な本を読みました。セミナーにも山ほど参加しました。

 カウンセリングにも通い、自分の過去を振り返りながら、私の中にあった「上に見られないと私には価値がない、みんなに必要とされなくなってしまう」という恐れを見つけることができました。それは大きな発見でした。私はその恐れをなくすために、バカになる練習を始めます。最初は心がうずいて、下に見られると腹が立ったりしていました。それでも「下に見られても価値がある」と自分に言い聞かせて、バカになる練習を続けていきました。

変化はいつの間にか起こっていた。

 そうしていくうちに、人目を気にしなくなった自分がいつの間にかいました。自由に自分を表現し、ノビノビと生きていけるようになっていたのです。さらに、周囲との関係も、雪が溶けていくようにどんどん良くなっていきました。

 生まれ変わったような気分でした。私は毎朝幸せな気分で目覚め、休日を目一杯楽しめるようになりました。人間関係の悩みが減るとこんなにも毎日が変わるのだと、私は驚きました。とは言っても、人間である以上は時には悩み、苦しみを抱えますが、以前のようなどん底を感じることがなくなりました。悩んでも自分と向き合うことで解決することを知っているからです。

 やがて、人から悩み事を相談されるようになり、カウンセラーになりました。私にとってカウンセリングは、理論ばかりの知識で身に付けたものではありません。生々しい人生の苦しみの最前線で、身に付けてきたものです。長い時間をかけ、徹底的に学び、実践をし、相談を受けてきました。

 今では、両親にとても感謝しています。あのような経験があったからこそ、心について、ここまで深く学んでこれたのです。そうやっていくと両親も変わってきて、今ではヒステリックは見る影もなく、とても穏やかな母になりました。

 会社員も、主婦も、社長も、学生も、誰もが、幸せになることを求めています。あなたもそうですよね?しかし、幸せになることを求めていながら、必死にもがきながら行動しているのに苦しんでいる人がたくさんいます。そういう苦しんでいる人の心が少しでも楽になり、自分のことが好きになり、生きていてよかったなと思える、そんな幸せな生き方を歩んでもらうまでの変化をお手伝いできると思っています。

 あなたとお会いでき、あなたの喜ぶ姿が見れることを楽しみにしています。

資格

・プロカウンセリング協会1級心理カウンセラー
・小学校教員資格
*プロカウンセリング協会は、37年の歴史がある日本でも有数の心理カウンセラー養成機関です。心理業界のスタンダードと言われ、1級心理カウンセラーは民間のカウンセリング資格の中でも、最も評価の高い資格の1つです。

略歴

2008年、カウンセリングルーム「リレーション」を始める。
2015年、アドラー心理学やワーク・コーチングを取り入れたカウンセリング「こころのそよ風」を始める。

 

 

それでは、私のカウンセリングの実績をご紹介させていただきます。お客様の声が一番の成果だと考えています。ご覧ください

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